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山上憶良(ヤマノウエノオクラ)が秋の花を万葉集で２首読みました。
　{秋の野に　咲きたる花を　指折りかき数ふれば七種の花
　萩の花　尾花　葛花　瞿麦（なでしこ）の花　女郎花　また藤袴　朝貌（あさがお）の花｝
　この句以降日本を代表する秋の七草として一般にも広まっていきました。

　中国の七夕の際、乞巧奠(キコウデン)の風習が伝わり奈良時代より宮中の儀式になりこの祭りに供えられてためと言われています。この乞巧奠(キコウデン)古代中国の行事由来する｛七夕｝は｛乞巧奠｝とも呼ばれ、

魔除けの風習から始まった｛乞巧奠｝は、当時7月7日、索餅（さくへい）というお菓子や「むぎなほ」という

今の素麺や冷麦などの麺類などを食べるならわしだったようです。
　この魔除けの行事が牽牛織姫の伝説と結びついて、7月7日の夜に機織り、

詩歌管弦や書道などの技芸の上達を折って供物を捧げる行事として定着しました。
　平安時代の宮中では熟瓜（うれうり）・梨・大角豆（ささげ）・茄子（なす）・桃・大豆・干鯛（ほしだい）・薄鮑（うすあわび）などの山海の産物をお供えし、梶の葉に古歌を書き、琴を飾って祈っていたようです。

宝塚市小林2丁目12-28

      0797-77-7838

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